2013年2月26日火曜日

中国側の動き

カチン州は、中国の雲南に隣接しています。
雲南の方にも、呼称は違いますが、同じカチン族の方々がおられます。

今、その雲南省で、中国の軍隊が軍事訓練を始めたそうです。
それは、カチン州での戦いが、まだ続いているからです。
また、その戦いが中国に飛び火したとき、中国軍が勝てるようにするためです。

雲南省には、最近までに、少なくとも4発の砲弾が飛び込んできていると報じられています。
中国政府も、国境沿いの防衛力強化を図っています。

ただ、心配なのは、中国政府による難民の扱いです。
今でも、カチン族のIDPが、雲南省の親類やホテルに逃げ込んでいる現状があります。
家がなく、国を追われ、雲南省に入り込んでいるのです。
中国本土のクリスチャンたちも、カチンの難民を案じて、援助をしています。
しかし、中国政府側は、家を追われた難民を強制送還しています。
家がないのに、どこに帰るべきなのでしょうか。

中国政府は、これから、国を追われて逃げてくるカチンたちにどのように対処するのでしょうか。
ミャンマー政府が平和の道を模索すると言いはしたものの、改善がない状況。
この状況が続く限り、難民は増え続けるのです。


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